D

Roots

  • 過去
  • 現在
  • 未来

なぜ、特殊用途向け産業用設備の開発をはじめたのか。

図面通りにつくるなら、私たちでなくていい。世にないものをつくる会社を目指すのだから。

「特殊用途向け産業用設備」の企画・設計・製造・販売をおこなう当社。簡単にいえば、工場にある設備。製品をつくる装置を、つくっています。なかでも我々が担うのは、製品の重要部品(キーデバイス)をつくるための装置です。
お客様のライバル会社に流出するなんてもってのほか。その製品をつくるためだけの専用装置。世界にひとつだけの、ものづくりをしています。

創業は1953年。もともと田中鉄工所(後のダイサン・)は、車の部品などをつくる町工場でした。最初は順調だったものの、ライバル会社が次々と現れ、価格競争が激化していったのです。「このままでは会社に成長がない。誰もしないことに挑戦する」。そこで、部品を造るのではなく、専用機(製品をつくる装置)の開発に乗り出したのがすべての始まりです。どうして、専用機なのか。それは時代背景が影響しています。

当時は、一貫して専用機の開発ができる企業はまだありませんでした。それぞれの製品メーカーが独自で開発し、工程ごとに専門業者に任せて造っていたのです。その後、製品メーカーは自社製品の開発に集中するために、専用機の開発機能を完全に別会社へ移すなどをして、一貫して専用機を開発できるニーズが高まったのです。ダイサン・はそんな状況をチャンスと捉え「だったら、設計から一貫してウチもやろう。ゆくゆくは、企画や開発もすべてできるようになろう」と、走りだしました。

業界を選ばない開発、積極的な海外進出、アーカイブビジネス。

世界無二の開発力で、業界も国境も飛び越えていく。

難題、大歓迎。困難なオーダーにも、お客様に「任せてください、やってみます」と宣言してきました。前例のない装置をつくるため、開発は困難を極めるなか、一つひとつカタチにしてきました。それから「ダイサン・なら実現できるのではないか」と相談がくるようになり、難題を粘り強く解きほぐして、世界にひとつの装置を開発するダイサン・が生まれたのです。

オファーがあれば、どんな業界にも飛び込んでいきました。自動車、家電、電子部品、医薬品、環境関連…。最近では、リサイクルや食品に関連する装置にも携わりました。業界ではなく、「専用設備機械をつくる」ことに特化することで、どんな分野の産業用設備にでも対応できる開発力を鍛えてきたのです。
●開発分野一例…自動車 家電 電子部品 医薬品 環境関連 食品 住宅設備 大学研究関連

時代は流れ、お客様の生産拠点のグローバル化が進みます。今では、ダイサン・がつくる装置も世界中で稼働中。しかも一部の地域ではなく、欧州、北米、南米、オーストラリア、アジアなど地球規模です。これに合わせて社員の海外出張も、ますます増えるようになっています。

アーカイブビジネス。それは、古い生産設備をよみがえらせるというもの。古すぎて、部品や詳細な図面がないという状況もしばしばあるのですが、ゼロから開発してきたダイサン・にとっては、関係ありません。設備の目的を読み取り、同じ機能をもった設備を新しい技術などを使って実現する。開発力を培ってきた当社ならではのビジネスも、はじまっています。

ひとを、大きく育てていく。

難題にぶちあたったとき、顔が思い浮かぶひとになろう。

販売力を強化したい。海外に拠点を設立したい。したいことは、山ほどあります。しかし、ダイサン・が未来に向けて強化していくことは、これまでと変わりません。人を育てる、人で事業を強くしていくことです。これまでも、そうやって成長してきました。何度も、経営の危機を迎えたこともあります。それでも乗り越えて来られたのは「人の力」があったからです。

ダイサン・は技術を売る会社です。ただの技術じゃありません。世界にひとつの装置をつくり出せる技術です。たとえば、マシンのニオイを嗅いだり、触ったり、見たりするだけで不具合がわかるぐらいの「マシンドクター」のようなひとを、一人でも多く育てていく。創業以来、60年以上かけて、人に宿る技術を磨き続けてきました。同じ機能でも、つくる人が違えばカタチは変わります。それが、なんとも面白い。自分がつくった装置だと胸を張れる人生を、これから一緒に歩みませんか。